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「5G時代」を目前に、いまこそ知っておきたい【TikTok】のすべて(後編)

コーヒーを映すのが『Instagram』

コーヒーを作る過程を映すのが『Tiktok』

来たる「5G時代」を前に、動画コンテンツの更なる発展が予想される昨今だが、すでに攻略の糸口を掴めている業者はそう多くない。

そんな中、若年層を中心に絶大なアクティブユーザー数を誇るショートムービー共有アプリ「TikTok」では、名だたる大企業も参入し、数多のキャンペーンがひしめき合っている。

そんな「TikTok」において、ユーザーに人気を得て、拡散される動画には、ある共通点があるのだという。

そこで今回は「TikTok」のフォロワー数が13万人を突破しており、総再生回数は全世界300万再生を記録したパフォーマー、マーケターのミッシェル氏(Crystal Magician Michel、以下Michel)に話を伺った。

▼前編はこちら

(後編)TikTokはフォロワー数に左右されない!新規参入こそリターンは大きい

◆イベント詳細:湘南・鎌倉we部(ウェマー!)
鎌倉界隈で月1回行われるWebマーケティング&集客勉強会。堅苦しい雰囲気ではなく、Web集客をゆるく学び合う部活動のようなイベント。毎回講師役が立てられ、成功事例やノウハウが「小セミナー」的に解説される。 月に1回鎌倉・湘南界隈にて行われ、それぞれが得意とするWebマーケティングの情報を共有していくことで、地域に密着した情報共有の場となっている。
◆講師プロフィール:Crystal Magician Michel(ミッシェル)
故郷湘南から国内外でショーを演じる、通称『クリスタルマジシャン』。水晶玉がまるで宙に浮いているかのような錯覚を観客の目前で引き起こす技術”コンタクトジャグリング”において世界トップクラスの精度を誇る。ホテル・クルーズ・レストラン等でショーを演じる傍ら、TikTok・ブログ等の発信活動にも精通しており、2019年頭に開始したTikTokのフォロワーは13万人を突破。自身がアップロードした動画は全世界300万再生を記録し、世界各国から演技に挑戦する動画が届いている。エンターテイナー×Webクリエイターならではの独創的な思考ロジックで、企業や個人の事業のマネタイズ・SNSやブログ運用をサポートするコンサルタントとしての一面も持つ。

「TikTok」で人気のある投稿に共通する共通点6つ

Michel TikTokで伸びている動画はどんなものなのかということ。これから新規参入する方は、とても気になるところではないでしょうか

実際にバズっている投稿を見ていると、それらすべては、必ず6つの条件を含んでいることがわかります。

  1. カッコいい
  2. 綺麗、可愛い、イケメン
  3. 動物
  4. 美味しそう
  5. 面白い
  6. テレビや雑誌に出ているなど、すでに有名人

それぞれを簡単に説明していくと、こんな感じです。

▼カッコいい

見た目ではなく、動画の演出としてイケているかどうか、という問題です。

例えばスノーボードのトリックを動画にする際にも、それ自体がカッコいいかどうかではなく、エフェクトBGMなど、どんな演出が施されているかが重要です。

▼綺麗、可愛い、イケメン

これは容姿が良ければ、それだけで人気が付くということですね。ほかのSNSにもいえることですが、やはり容姿が良いと伸びやすい。

さらに別の共通点と組み合わせるのが簡単なのも、優れている点です。美人なモデルさんをアサインしつつ、おいしそうな料理を作ってみるなどすると、人間が本質的に見たい!と思える動画が出来上がるのではないでしょうか。

▼動物

これもあらゆるSNSで人気があり、テレビコマーシャルなどでも鉄板のコンテンツですよね。

特殊な動物は除いて、例えば「猫」や「犬」なんかは、あらゆる国で “可愛い” されているので、グローバルに広がっていく余地があるのも特徴です。

▼美味しそう

飲食店の発信の際に、とくに重要になってきます。ただ料理だけを美味しそうに撮影するのではなく、そこに来たくなるような見せ方もポイントです。

お店の外観や、店員さんの雰囲気など、実際に来店したくなるようなロケーションでこそ、美味しそうな料理が映えるはずです。

▼面白い

これまでテレビなどのマスメディアから、SNSに流れてくるような導線がメインでしたが、現在若年層の間では、それが逆になりつつあります。

若い人たちに受けそうな内容をTikTokで配信し、それが話題になってテレビに輸入されるような流れも増えていますよね。

これは単純に “FUN” だけでなく、「役に立つ・興味深い」といった “INTEREST” にも言えることですので、若い人々に受けそうなものは積極的に配信していきましょう。

▼テレビや雑誌に出ているなど、すでに有名人

これは当たり前のことですので、説明不要ですかね。すでに物凄い知名度がある人は、それだけでコンテンツとして価値があります。

タレントさんなどをアサインする際は、その方が「どんな層」に「何で」人気があるのかをしっかりと把握したうえで、自社の商品・サービスと親和性が高いかをしっかり調査するようにしましょう。

◆動画コンテンツならではの、動きを意識したコンテンツ作りが重要

Michel 一時期「インスタ映え」なんていう言葉が流行しましたが、同じことを「TikTok」で狙う場合は、あくまでも動きを意識することが重要です。

インスタの投稿では、基本的に「静止画」が表示されるので、例えば料理であれば、ただ美味しそうな見栄えがあれば価値がありました。

ただTikTokの場合は「動画コンテンツ」として投稿されるため、動きがないと視聴者にアピールしにくいんです。

例えば非常に高いラテアートの技術を持っていても、ただコーヒーを映せばよいわけではありません。それが映えるのは静止画ですよね。

むしろラテアートを作る様子を動画に収めて、ラテアートができる「過程」を見せていくのが重要です。

自分にしか提供できないものを発見し、それをロケーション的な動きでどう見せていくかが、TikTokにおけるコンテンツ価値の重要なファクターです。

 

 

このように毎回有益で楽しいマーケティング情報が聞ける、ゆるいWeb勉強会が「ウェマー」です。

普段は湘南・鎌倉界隈で開催されていますが、オンラインサロンも開催されておりますので、気になる方はぜひご覧ください。

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ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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